当院は、歯科・小児歯科を標榜いたしておりますが、インプラント等の口腔外科、矯正、並びに審美歯科、ホワイトニングについても、数多くの症例を治療させていただいております。特にインフォームド・コンセント（術者から患者さんへ、治療における十分な説明と患者さんからの理解を得ること）を重要視し、患者さん一人一人の治療に対する希望、要望に極力沿うように考えております。私をはじめ、当院歯科医師全員が患者さんとの十分な相談を心がけ、最適な治療を提供できる様、日々努力しております。当院では治療終了後の定期検診や自己管理までをふまえた治療計画を立案し、治療に取り組む方針です。

とりわけ、私が力を入れているのが歯周病治療です。

歯周病は歯周組織（歯茎や歯を支える骨）の疾病で、歯を支えている歯槽骨が溶けてしまう病です。口腔内の成人病ともいわれ、２０才以上の国民、約８０％以上が罹患しているといわれます。その特徴は、痛みを伴わず悪化する場合が多いので、気づいた頃には進行しているケースも多くあり、現在、歯を失う原因として最も多いです。このような歯周病は、治療や管理絶対に避けて通れるものではありません。現在の歯科医療レベルでは、「歯周病の完治」は困難を極めますので、予防と悪化抑制、コントロールした上での歯周処置が大きな目的となっています。当院では、ポケット測定、デジタルレントゲン、位相差顕微鏡による細菌検査、口臭測定器等で歯周病を精査し、治療方針を立案しています。患者さんの口腔内のみならず、全身状態、食生活や生活環境も考慮に入れた上で治療に取り組み、経験豊富な歯科衛生士の協力の下、 連携した治療を行っております。治療経過を詳しく説明のうえ、 治療終了後もメンテナンスと「自己管理」が出来るようお手伝いをさせていただきます。

また、「国際歯周病内科学会」に在籍後は、「防かび剤」と「マクロライド系抗生物質」、更に「炭酸ガスレーザー」の 併用治療により、重度の歯周病患者さんにも、かなりの効果を認めております。 歯周病の予防・治療には、患者さん自身が病気の原因や現状を知ることが大変重要であり、管理の面からも毎日のホームケアが必須となります。一人でも多くの患者さんが歯周病にならないためにも、気軽に相談に応じて、予防から経過観察におけるまで、長くお付き合いの出来る歯科医院を目指しております。

どうぞ、歯や口腔内でお悩みの方がおられましたらご来院ください。

医療法人　林歯科医院

院長　林　潤